- Clementine
- Sara Pennypacker (Author)
- Marla Frazee (Illustrator)
- Hyperion 2006年 出版
- 144 pages
★★★★★
クレメンタインは落ち着きの無い、8歳の女の子
友達の長い髪を、ほとんど丸坊主に切ってしまい、さらにマーカーで赤く染めてしまって、校長先生に呼び出されますでもそれは、友達の方がクレメンタインみたいな赤毛に憧れてたから、やってあげたんですけどね・・・。その後、友達思いの彼女は、自分の髪もみじか~く切ってしまいます
アートなクレメンタインの視点から見ると、最高に素晴らしい事であっても、周りから見たら、びっくり仰天な事がいっぱい!でも、彼女の独特な視点がハト戦争では役に立ったりします
キャラクターの個性に磨きをかけるのが、クレメンタインの心の声や会話の部分。これが最高ということで、子供のみならず大人にも大ファンが多いです。
対象年齢もさることながら簡単な本なのだけど、発想が突飛な事から、母語が英語でない私にとっては、たまに“えっ?”と戸惑う箇所もありました。例えば“Go for a wok”これは最初、子供独特のいい間違い??と思わず読み返しました。その後、何のことかはイラストも出てるので分かるのですが。。
この時々出てくるイラストが、ちょっと変わった内容を補足する役割もあり。そして、このイラストもとっても可愛い友達とクレメンタインの短髪の絵なんて最高です
現代のアメリカを舞台に、ここまで強烈で個性的なキャラクターを作り出したサラ・ペニイパーカーさんってすごいです!!