アメリカ★だらだら読書日記

ロサンゼルス在住。英語(洋書)の絵本を含めた児童書や、児童書作家について調べています。

William Joyce 絵本

136. Bently & egg


- Bently & egg
- William Joyce (Author, Illustrator)
- A Laura Geringer Book 1992
★★★★

音楽と絵が好きなベントリー(カエル)のお話。

いつも遊んでいたお隣のアヒルさんに、卵ができた。アヒルさんは卵の上にずっと座っていて、ベントリーを相手にしてくれなくなったので、ベントリーはつまらない。。

そんなある日、アヒルさんに、卵を見ていてくれるように頼まれた。ベントリーは、卵が真っ白なのでそこに絵を描いてみたら、卵が特別に思えて好きになってきた。。すると突然、人間の子供に卵を持って行かれてしまう


ウィリアム・ジョイス氏の作品の中では珍しい、パステルカラーの絵なので、比較的知名度が低い絵本なのですが、楽しくて暖かくて、私は好きなストーリーです。

135. Dinosaur Bob and His Adventures with the Family Lazardo


- Dinosaur Bob and His Adventures with the Family Lazardo
- William Joyce (Author, Illustrator)
- Harper Collins 1995
★★★☆

普通のサイズの世界に比べて、小さい生き物や、大きい生き物を描かせたら最高のウィリアム・ジョイス氏の代表作の一つです。

(ストーリー)
ラザード家が家族旅行の最中に出合ったボブ(恐竜)をペットにしてしまう。

ボブは大きいので、家族全員で背中に乗って遊んだり、川に浮かべてナイル川をクルージングしたり。。さらにボブはトランペットも吹ける恐竜♪家族のみんなはボブが大好きになってしまう。

でも、ボブは街で問題を起こしてしまい、ピンチに!しかし、ラザード家のお父さんは野球選手で、ボブは野球も上手だった。。と続く・・・。


ウィリアム・ジョイス氏の自伝によると、彼は子供の頃に恐竜が大好きで、ペットみたいに飼うのが夢だったので、こういう絵本を描いたのだとか。フルカラーの絵が素敵で、絵を見ているだけで、夢が広がるお話です。

134. The World of William Joyce Scrapbook


- The World of William Joyce Scrapbook
- William Joyce (Author, Illustrator)
- Philip Gould (Photographer)
- Harper Collins 1997
- 8-12 Ages
★★★★★

今度から、作家のバイオグラフィーなどもアップしてみることにしました。

これは絵本作家ウィリアム・ジョイス氏のバイオグラフィーを子供向けに書かれたもので、イラストや写真が満載で、絵本に近いですが、とっても素晴らしい本なので年齢にこだわらず、おすすめ

絵本が生まれたいきさつの紹介だけでなく、奥さんをところどころに登場させていたり。。好きな映画俳優を登場人物のモデルにしていたり。。裏話も満載で、思わず絵本を読み返して探してしまいたくなってしまう

作品の楽しい話だけでなく、ハロウィンやクリスマスなどの行事を本格的にしているプライベートの様子も披露されていて、それもまた、夢があって楽しめます。

彼がどうやってイマジネーションをふくらませて絵本を作り上げているのか、自分の仕事が好きで、家族が好きで、人生をエンジョイしていて、それらが絵本作家という仕事につながっているという、ウィリアム・ジョイス・ライフが伝わってくる素敵な本です。

小学生くらいの子供だけでなく、自分が将来何になりたいかを考えるようなある程度の年齢の子供達や、頭をやわらかくして人生を楽しもうと思う大人にも読んでもらいたい本です。

134. George Shrinks


- George Shrinks
- William Joyce
- Herper Collins Publishers 1985
★★★★★

ある朝、目覚めたら、両親が外出している間に、ネズミのように小さくなってしまったジョージ。両親が残してくれたメモを見て、ちゃんといいつけを実行します。しかも、楽しみながら♪

児童書のイラストを手がけていたウィリアム・ジョイス氏が、はじめて文と絵の両方を手がけた作品です。

彼はキングコングやスチュアートリトルのように、サイズが普通より大きすぎたり、小さすぎたりする状況が好きだったので、こういう作品を作ったのだとか。(絵本の中の端っこに、キングコングのおもちゃが小さく登場しています)

小さくなったジョージは、バスタブの海で遊んだり、スポンジに乗ってお皿を滑り降りたり、絵本のなかでのびのび。文が少ない分、イマジネーションをふくらませてくれるような、楽しい絵になっています。

ちなみに、ジョージ・シュリンクスはテレビ放映もされています
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